私はこれまで、AIを使う理由を「仕事を効率化するため」だと思っていました。
日報をまとめる時間を減らしたい。
資料を作る時間を短くしたい。
たまっていく事務仕事を、少しでも早く終わらせたい。
仕事が減れば、自分が楽になる。
そんな気持ちがなかったと言えば、嘘になります。
けれど、ある管理者への対応を振り返る中で、私は少し違うことに気づきました。
別のマネージャーが、管理者に対して、とても丁寧な説明を送っていました。
管理者が安心して対応できるように、画面のスクリーンショットを何枚も用意し、一つひとつ順番に説明していたのです。
内容そのものは、私にも分かることでした。
やろうと思えば、私にもできたことです。
けれど私は、その一手間を惜しんでいました。
「ここまで説明しなくても分かるだろう。」
「一度伝えているのだから、できるだろう。」
そう思っていたのだと思います。
その丁寧な対応を見たとき、私は、
「相手以上に、相手の立場に立っている。」
と感じました。
そして、自分がAIを使いたい本当の理由が、少しずつ見えてきました。
私がAIで減らしたいのは、仕事そのものではありません。
人と向き合えない時間なのです。
相手が安心して動けるように説明する時間。
話を聞き、その人の背景を知る時間。
判断の結果だけではなく、なぜそう判断したのかまで伝える時間。
相手が一人でも再現できるところまで支える時間。
そして、
「自分の話を聞いてもらえた。」
と実感してもらう時間です。
先日、賞与面談で久しぶりに会ったスタッフから、こんなことを言われました。
「あまり会えないけれど、会ったときはこうして話を聞いてもらえるので安心します。」
その言葉を聞いたとき、頻繁に会うことだけが支援ではないのだと思いました。
限られた時間でも、その人の話をきちんと聞く。
背景を知ろうとする。
これからどうしていきたいのかを一緒に考える。
そうすることで、人は「見てもらえている」「聞いてもらえている」と感じ、安心して次へ進めるのだと思います。
人を育てる仕事は、省略してはいけません。
けれど現実には、書類作成や報告、日程調整、集計などに追われ、人と向き合う時間が後回しになることがあります。
だからこそ、AIに任せられる仕事はAIに任せたいのです。
AIに資料の下書きを作ってもらう。
日報を整理してもらう。
情報を見つけやすい形にまとめてもらう。
そうして生まれた時間を、人に使う。
誰かの話を聞くために使う。
一緒に考えるために使う。
安心して動けるように支えるために使う。
AI導入の成果は、作業時間が何分減ったかだけでは測れないのかもしれません。
その時間によって、誰の話を聞けたのか。
誰が安心して動けるようになったのか。
誰の成長を支えられたのか。
そこまで見て初めて、本当の意味で「AIを活用できた」と言えるのだと思います。
AIは、人を減らすための道具ではありません。
人に時間を使うための道具です。
私がAIで取り戻したいのは、仕事をしない時間ではありません。
人の話を聞き、その人が安心して次へ進めるように支える時間です。
🌱 今日の気づき
AIで生まれた時間は、ただ仕事を減らすためのものではありません。
その時間を、人の話を聞き、安心して次へ進めるように支えるために使う。
そこに、AIを使う本当の価値があるのだと思います。
今日も、AIとともに一歩前へ。🤖
生長の日々。ー未来へつなぐ– 