庭を見ていると、ときどき、
「今、この時期に?」
と思うことがあります。
私の庭では、冬知らずと呼ばれるカレンデュラが、真夏になっても花を咲かせていました。
冬から春に咲く花という印象が強かったので、夏にはもう終わるものだと思っていました。
ところが、暑い日が続いても花は残り、さらに、こぼれた種から新しい芽まで出てきました。
真夏に咲いた花から種がこぼれ、その種がまた真夏に芽を出したのです。
植物について調べると、
「この時期に種をまく。」
「この季節に花が咲く。」
「暑さには弱い。」
といった情報がたくさん出てきます。
もちろん、そうした情報は植物を育てるうえで大切です。
私も、分からないことがあれば調べます。
けれど、目の前の庭では、教科書どおりではないことが起きています。
同じ植物でも、育つ場所によって日当たりが違います。
風の通り方も違います。
土の乾き方も、雨の当たり方も違います。
一般的には難しいとされる季節でも、その植物にとって居心地のよい場所が見つかれば、元気に育つことがあるのかもしれません。
反対に、育てやすいと言われている植物でも、場所が合わなければ弱ってしまうことがあります。
庭を始めたころは、調べた情報と違うことが起きると、
「育て方を間違えたのかな。」
「この芽は雑草なのかな。」
と不安になっていました。
けれど最近は、すぐに正解を決めつけず、少し待ってみるようになりました。
芽の形を見る。
葉の増え方を見る。
どちらへ伸びていくのかを見る。
そうして観察しているうちに、その植物なりの答えが見えてくることがあります。
今回の冬知らずも、季節だけで判断していたら、もう終わった花として片づけていたかもしれません。
けれど実際には、真夏の庭で花を咲かせ、次の芽まで残していました。
教科書に書かれていることは、植物を育てるための大切な目安です。
でも、それだけが答えではありません。
一番よく見なければならないのは、自分の庭で今、何が起きているのか。
元気に育っているのか。
葉の色はどうか。
新しい芽が出ているのか。
その小さな変化を、自分の目で見ることなのだと思います。
庭は、毎年同じではありません。
同じ場所でも、雨の量や暑さ、風の強さによって育ち方が変わります。
だからこそ、昨年うまくいった方法が、今年もそのまま正解になるとは限りません。
教科書を参考にしながら、目の前の植物を見る。
決めつけず、少し待つ。
そして、その庭に合った育ち方を見つけていく。
そんな付き合い方が、私には合っているようです。
🌱 今日の気づき
教科書は、植物を育てるための大切な目安です。
けれど最後に信じたいのは、自分の庭で実際に起きていること。
決めつけずに観察することで、植物が見せてくれる答えに気づけるのだと思います。
今日も、小さな生長を未来へ。🌱
生長の日々。ー未来へつなぐ– 