🧭 判断基準 #011 管理者に教えるべきなのは、ルールではなく判断基準。

ある日、管理者から夜間にLINEが届きました。

内容は急ぎではありませんでした。

そのとき、私はふと思いました。

「夜はLINEしないでください。」

そう伝えれば、その場の問題は解決するのかもしれません。

でも、それで本当に解決したと言えるのでしょうか。

もし「夜はだめ」と伝えたら、

朝早いLINEは?

休日は?

長期休暇中は?

今度は新しい場面が訪れるたびに、新しいルールが必要になります。

ルールを増やし続ける組織は、考えることよりも「ルールを覚えること」が仕事になってしまいます。

そこで改めて考えました。

本当に伝えるべきなのは、ルールではなく判断基準なのではないか、と。

例えば、

「相手の時間を使ってまで連絡すべき内容なのか。」

「今すぐ対応しなければならない緊急性があるのか。」

そんな判断基準を共有していれば、夜でも朝でも休日でも、自分で考えて行動できます。

ルールがなくても、自分で適切な判断ができるようになるのです。

🌱 この判断基準が生まれた背景

管理者を育てる立場になると、問題が起きるたびに新しいルールを作りたくなります。

確かにルールは、その場では効果があります。

しかし、すべての場面を想定してルールを作ることはできません。

予想していなかった出来事は、必ず起こります。

だからこそ、本当に育てるべきなのは、ルールを守る人ではなく、自分で判断できる人なのだと思いました。

ルールを教えることは答えを渡すこと。

判断基準を教えることは、自分で答えを見つける力を育てること。

その違いは、とても大きいと感じています。

💡 この判断基準を使う場面

部下や後輩を育成するとき。

新しいルールを作ろうとしているとき。

「これも禁止」「あれも禁止」と、気づけばルールばかり増えていると感じたとき。

そんなときは、

「本当に教えるべきなのはルールなのか。それとも判断基準なのか。」

と、自分自身に問いかけてみます。

ルールは、人を縛るためのものではありません。

判断基準を身につけるまでの補助輪のようなものなのかもしれません。

補助輪が外れても、自分の力で進める人を育てること。

それが、本当の人材育成なのだと思います。

今日も、一つの判断を未来へ。🧭

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