あるスタッフと話をしていたときのことです。
話を聞いていくうちに、
家族のことで困っていることが分かりました。
仕事を続けたい。
でも、
今までと同じ働き方を続けるのは難しい。
そんな状況でした。
話を聞きながら、
「それなら、使える制度があるよ。」
と伝えました。
家族の事情があるときに使える休暇や、
一定期間、働く時間を短くできる制度です。
すると本人は、
そんな制度があること自体を知りませんでした。
そのとき、
「ああ、制度って、用意しただけでは届かないんだ。」
と思いました。
会社としては、
制度があります。
規程にも書いてあります。
必要になれば使えるようになっています。
だから、
「ちゃんと制度は整えている。」
と思ってしまいます。
でも、
使う本人が知らなければ、
その制度は、
ないのとほとんど同じです。
まして、
自分がその制度を使える状況なのかどうかも分からなければ、
本人から、
「この制度を使いたいです。」
とは言えません。
今回も、
私がたまたま本人と直接話をしたから分かりました。
もし話していなかったら、
本人は困ったまま、
今までと同じ働き方を続けようとしていたかもしれません。
そこで改めて、
制度を作ることと、
制度を必要な人につなぐことは、
別の仕事なのだと思いました。
もちろん、
すべての制度を、
すべてのスタッフへ何度も説明し続けることは難しいと思います。
必要になる時期も、
人によって違います。
だからこそ、
日頃の会話や面談の中で、
「何か困っていることはないかな。」
「今の働き方を続けるのが難しくなっていないかな。」
そんな小さな変化に気づくことが大切なのだと思います。
制度の名前を知っている人を増やすだけではなく、
目の前の困り事と、
会社にある制度を、
つなぐ。
それも、
管理する側の役割なのだと思います。
私は以前、
制度が整っていれば、
それで一つの支援になると思っていたところがありました。
でも今回、
制度は、
「あります。」
だけでは足りないことに気づきました。
必要なときに、
必要な人へ、
「あなたには、こんな選択肢がありますよ。」
と届いて初めて、
その制度は意味を持ちます。
そして、
その選択肢を知ったうえで、
使うかどうかを決めるのは本人です。
制度を使わせることが目的ではありません。
困っている人が、
「辞めるしかない。」
「我慢するしかない。」
と思う前に、
別の選択肢があることを伝える。
私は、
そこまでできて初めて、
制度が人に届いたと言えるのだと思っています。
🌱 この判断基準が生まれた背景
あるスタッフと直接話したことで、家族の事情から働き方に困っていることが分かりました。そこで利用できる休暇や短時間勤務の制度を伝えると、本人は制度の存在自体を知りませんでした。その経験から、制度は用意するだけではなく、必要な人とつないで初めて支援になるのだと気づきました。
🧭 今日の判断基準
制度は、
用意しただけでは届かない。
必要な人が、
「自分にも使える選択肢がある。」
と知って初めて意味を持つ。
困り事を聞く。
必要な制度を見つける。
その人へ選択肢として伝える。
制度と人をつなぐところまでを、
支援の一部として考える。
💡 この判断基準を使う場面
・スタッフから家庭や働き方の相談を受けたとき
・勤務を続けることが難しそうな人に気づいたとき
・新しい制度を作ったり変更したりしたとき
・「制度はあるのに、なぜ使われないのだろう」と感じたとき
・面談や日常会話で困り事を聞いたとき
・退職や働き方の変更を考えている人と話すとき
今日も、一つの判断を未来へ。🧭
生長の日々。ー未来へつなぐ– 