🌿 庭の時間|教科書どおりじゃない庭。

庭を見ていると、ときどき、

「今、この時期に?」

と思うことがあります。

私の庭では、冬知らずと呼ばれるカレンデュラが、真夏になっても花を咲かせていました。

冬から春に咲く花という印象が強かったので、夏にはもう終わるものだと思っていました。

ところが、暑い日が続いても花は残り、さらに、こぼれた種から新しい芽まで出てきました。

真夏に咲いた花から種がこぼれ、その種がまた真夏に芽を出したのです。

植物について調べると、

「この時期に種をまく。」

「この季節に花が咲く。」

「暑さには弱い。」

といった情報がたくさん出てきます。

もちろん、そうした情報は植物を育てるうえで大切です。

私も、分からないことがあれば調べます。

けれど、目の前の庭では、教科書どおりではないことが起きています。

同じ植物でも、育つ場所によって日当たりが違います。

風の通り方も違います。

土の乾き方も、雨の当たり方も違います。

一般的には難しいとされる季節でも、その植物にとって居心地のよい場所が見つかれば、元気に育つことがあるのかもしれません。

反対に、育てやすいと言われている植物でも、場所が合わなければ弱ってしまうことがあります。

庭を始めたころは、調べた情報と違うことが起きると、

「育て方を間違えたのかな。」

「この芽は雑草なのかな。」

と不安になっていました。

けれど最近は、すぐに正解を決めつけず、少し待ってみるようになりました。

芽の形を見る。

葉の増え方を見る。

どちらへ伸びていくのかを見る。

そうして観察しているうちに、その植物なりの答えが見えてくることがあります。

今回の冬知らずも、季節だけで判断していたら、もう終わった花として片づけていたかもしれません。

けれど実際には、真夏の庭で花を咲かせ、次の芽まで残していました。

教科書に書かれていることは、植物を育てるための大切な目安です。

でも、それだけが答えではありません。

一番よく見なければならないのは、自分の庭で今、何が起きているのか。

元気に育っているのか。

葉の色はどうか。

新しい芽が出ているのか。

その小さな変化を、自分の目で見ることなのだと思います。

庭は、毎年同じではありません。

同じ場所でも、雨の量や暑さ、風の強さによって育ち方が変わります。

だからこそ、昨年うまくいった方法が、今年もそのまま正解になるとは限りません。

教科書を参考にしながら、目の前の植物を見る。

決めつけず、少し待つ。

そして、その庭に合った育ち方を見つけていく。

そんな付き合い方が、私には合っているようです。

🌱 今日の気づき

教科書は、植物を育てるための大切な目安です。

けれど最後に信じたいのは、自分の庭で実際に起きていること。

決めつけずに観察することで、植物が見せてくれる答えに気づけるのだと思います。

今日も、小さな生長を未来へ。🌱

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