店舗のシフトを調整していると、
一人ひとりの事情に、どこまで応えるのか迷うことがあります。
ある店舗で、社員の休みを確保しながら、パートスタッフの働き方を調整することがありました。
短時間勤務の人もいる。
連続勤務が難しい人もいる。
育児の都合で早退することもある。
できるだけ、それぞれの事情には配慮してきました。
その中の一人が、子どもが生まれたばかりの時期に、一週間ほど休みたいという希望を紙に書いて提出していました。
私はその希望をそのまま受け取り、休みにしました。
また、育休に入る前には、復帰後は店舗の状況によって週2日の勤務になる可能性があることも伝えていました。
ところが復帰後、
「勝手に週2日にされた。」
「勝手に一週間休みにされた。」
「働きづらくなった。」
という不満が、別の人を通して伝わってきました。
正直、
「ふざけんな。」
と思いました。
ここまで一人ひとりの事情を考えて調整してきたのに、と思ったからです。
でも、そこで一度考えました。
不満が出たことと、
その判断が間違っていたことは、同じなのだろうか。
今回の調整には理由がありました。
社員がきちんと休めること。
特定の人だけに負担が偏らないこと。
パートスタッフそれぞれの事情にも配慮すること。
そして、店舗そのものが無理なく運営を続けられること。
その全部を見ながら決めたことでした。
もちろん、反省することはあります。
「前に説明したから分かっているだろう。」
「希望を書いてあるから大丈夫だろう。」
そう思わず、もう一度確認しておけばよかったと思います。
伝え方や確認の仕組みは、見直すことができます。
でも、
誰かが不満を感じたからといって、すべての希望をかなえる方向へ戻すことが正解だとは思いません。
🌱 今日の判断基準
全体最適とは、全員に不満がない状態をつくることではない。
一人ひとりの事情を大切にしながら、公平性や周囲への影響、組織が続けられることまで見て、最も妥当な選択をする。
不満が出たことと、判断を間違えたことは分けて考える。
🌱 この判断基準が生まれた背景
複数の店舗や事業を調整する中で、一人の希望をかなえることが、別の店舗や誰かの負担につながる場面を何度も経験しました。目の前の困り事に応えたいと思うほど、その先で影響を受ける人まで見る必要があると気づきました。
全員の希望をかなえることと、全員を大切にすることは、同じではありません。だからこそ、一人ひとりの事情を聞きながら、組織全体が無理なく続けられる選択を大切にしています。
💡 この判断基準を使う場面
・一人の希望と、周囲への影響の間で迷ったとき
・スタッフそれぞれの事情を踏まえてシフトや配置を決めるとき
・誰かから不満が出て、自分の判断に迷ったとき
・個別への配慮と公平性のバランスを考えるとき
・全員が納得する答えを探し続けて、決められなくなったとき
今日も、一つの判断を未来へ。🧭
生長の日々。ー未来へつなぐ– 