🧭 判断基準 #009 仕組みは、一つにまとめればいいわけではない。

あるとき、私は二つのダッシュボードを一つにまとめようと考えていました。

同じ情報を使っているのだから、一元化した方が効率的だと思ったからです。

管理もしやすくなり、更新する場所も一つで済む。

それが一番いい方法だと信じていました。

ところが、実際に設計を進めながら何度も見直しているうちに、一つのことに気づきました。

使っている情報は同じでも、「誰が見るのか」と「何のために見るのか」が違うということです。

全体の状況を知りたい人もいれば、次に何を判断すべきかを知りたい人もいます。

同じ情報でも、目的が違えば必要な見せ方も変わります。

無理に一つへまとめようとすると、情報は増えるのに、かえって見づらくなり、本当に必要なことが埋もれてしまいました。

そこで私は、「一元化すること」を目的にするのではなく、「判断しやすくすること」を目的に考え直しました。

結果として、用途ごとに分けることを選びました。

同じ情報を使っていても、それぞれが必要なものだけを見られるようになり、迷わず判断できる仕組みになったのです。

🌱 この判断基準が生まれた背景

「まとめること」は、効率化の正解のように思われがちです。

もちろん、一つにまとめることで便利になる場面もあります。

でも、本当に大切なのは、情報を一か所に集めることではありません。

その情報を使う人が、迷わず判断できることです。

仕組みは、管理するためではなく、判断するためにあります。

だからこそ、「誰が」「何のために」使うのかを考えて設計することが、使いやすい仕組みにつながるのだと思います。

💡 この判断基準を使う場面

ダッシュボードや資料を作るとき。

マニュアルやチェックリストを作るとき。

フォルダ構成や情報整理を考えるとき。

会議資料や報告書をまとめるとき。

そんなときは、「一つにまとめられるか」ではなく、「使う人が判断しやすいか」を基準に考えます。

仕組みづくりで本当に目指すべきなのは、管理しやすさではなく、使いやすさなのだと思います。

今日も、一つの判断を未来へ。🧭

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