🧭 判断基準 #014 「任せる」だけでは、仕事は任せられていなかった。

ある現場の運営を、経験の長いスタッフを中心に任せることにしたことがありました。

別の事業に集中してもらうために、役割を分けたのです。

私の中では、

「こちらは任せた。」

というつもりでした。

ところが、実際に動き始めると、仕事が途中で止まる場面が出てきました。

たとえば、見積書です。

見積書は、もともと現場の責任者が最終判断するものではなく、その先へ伺いを上げるためのものでした。

それでも担当を変えたあと、以前と同じ流れのまま責任者のところへ出されていました。

そして、そこで止まってしまう。

任された側からすれば、

「これは自分で進めていいのか。」

「一度、責任者を通したほうがいいのか。」

が分かりません。

責任者側も、

「自分はどこまで関わるのか。」

が曖昧なままです。

そこで思いました。

「お願いする範囲をしっかりと決めなかったから、こういう状態になっているのかな。」

私は、人と役割を決めれば、それで仕事も移ると思っていました。

でも、実際は違いました。

誰に情報を集めるのか。

誰がどこまで進めるのか。

誰へ直接伺いを上げるのか。

責任者には何を共有するのか。

どんな場合に責任者が関わるのか。

そこまで決めて、初めて仕事の流れが変わります。

人を変えただけでは、仕事は変わらない。

今回のことで、それを実感しました。

🌱 この判断基準が生まれた背景

ある現場の運営を経験の長いスタッフへ任せることにしました。私は「担当を変えれば仕事もそのまま移る」と考えていましたが、実際には見積書など以前の流れが残り、途中で仕事が止まる場面がありました。そのとき初めて、自分が任せる人だけでなく、情報・判断・伺い・共有の流れまで整理していなかったことに気づきました。

🧭 今日の判断基準

「任せる」とは、人に仕事を渡すことだけではない。

誰が動くのか。
誰が判断するのか。
誰へ上げるのか。
誰には共有するのか。

そこまで仕事の流れを設計して、初めて任せたことになる。

任せたあとに確認することも必要です。

でも、それは仕事を取り返すことではありません。

流れが止まっていないか。

判断に迷う場所がないか。

必要な情報が、必要な人へ届いているか。

そこを見て、必要なら流れを直す。

それも、任せる側の仕事なのだと思います。

💡 この判断基準を使う場面

・担当者を変更するとき
・仕事を別の人へ引き継ぐとき
・「任せたはずなのに進まない」と感じたとき
・誰の判断待ちなのか分からなくなっているとき
・責任者と担当者の役割が曖昧になっているとき

今日も、一つの判断を未来へ。🧭

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