🧭 判断基準 #027 人のせいにしている限り、仕事は前に進まない。

あるスタッフと、
仕事について話す機会がありました。

きっかけは、
本人が書いたアンケートでした。

職場について、
少し強い言葉で書かれていることがあり、

「これは一度、
ちゃんと話を聞いた方がいいな。」

と思って面談をしました。

実際に話してみると、

「絶対に改善してほしい。」

というより、

「ちょっと聞いてほしかった。」

という気持ちの方が大きかったようでした。

書いてある言葉から受けた印象と、
本人が本当に求めていたことには、
少し違いがありました。

だから、
直接話を聞くことは大事だなと思いました。

ただ、
話を聞いていくうちに、

別のことも見えてきました。

以前、
誰かに言われたこと。

やってもらえなかったこと。

嫌だったこと。

一人だけではなく、
何人かについて同じような話が出てきました。

もちろん、

本人が嫌だったと感じたことまで
否定する必要はありません。

実際に、
相手側に問題があったこともあると思います。

理不尽なことを言われることもあります。

嫌な思いをすることだってあります。

だから私は、

「あなたにも原因があるよ。」

と、
簡単にまとめたいわけではありません。

何でも自分のせいにすればいいとも思っていません。

でも、

「あの人にこうされた。」

「あの人がやってくれなかった。」

「あの人が悪い。」

そこで話が終わってしまうと、

次に同じことが起きたときも、
同じところで困ってしまうかもしれません。

人そのものを、
こちらから変えることはできません。

苦手な人が、
急に自分の思うとおりの人になるわけでもありません。

だったら、

「その人が悪い。」

の先を考えた方がいい。

私はそう思っています。

たとえば、

もう少し早く相談できなかったか。

伝え方を変えることはできなかったか。

一人で抱えず、
誰かに助けを求めることはできなかったか。

距離の取り方を変えられなかったか。

次は、
早めに報告できないか。

相手は変えられなくても、

自分側には、
まだ動かせるものが残っています。

面談でも、

「好き嫌いだけでは仕事はできないよ。」

という話をしました。

苦手な相手だからといって、
その人から何も得られないとは限りません。

経験がある人なら、

その人が持っている知識や、
できることだけは、

自分の成長のために
使わせてもらえばいい。

人として好きになる必要まではありません。

でも、

「嫌いだから全部だめ。」

にしてしまったら、
自分がもったいないと思うんです。

相談の仕方についても話しました。

ただ、

「困っています。」

だけでは、
相手も何を手伝えばいいのか分からないことがあります。

「ここまではやりました。」

「ここで困っています。」

「私はこれを相談したいです。」

そこまで整理できると、

周りも動きやすくなります。

振り返るというと、

「自分の悪かったところを探す。」

ように聞こえることがあります。

でも、
私は少し違うと思っています。

振り返るのは、

自分を責めるためではありません。

次に同じことが起きたとき、

自分が選べる行動を
一つ増やすためです。

相手に問題があった。

それはそれでいい。

その事実を、
無理に自分の責任へ変える必要はありません。

でも、

そこで考えることを終わらせず、

「それでも、
自分にできることはなかったかな。」

と考えてみる。

相談する。

助けを求める。

伝え方を変える。

距離を変える。

早めに報告する。

自分が動かせるところまで
視点を戻す。

そうすると、

次に同じ場面が来たとき、

前回とは違う行動が
一つ選べるかもしれません。

人のせいにしている限り、
相手が変わるのを待つしかありません。

でも、

自分が動かせるものへ戻れば、

自分から次の一歩を選べます。

私は、
その方が仕事は前に進むと思っています。

🌱 この判断基準が生まれた背景

ある面談で、相手から過去の人間関係への不満をいくつも聞きました。嫌だった経験や相手側の問題まで否定するつもりはありません。ただ、「あの人が悪い」で話が終わると、次に同じことが起きたときの自分の選択肢は増えません。そこで、相手を変えるのではなく、自分が動かせるものへ視点を戻すことが大切だと改めて感じました。

🧭 今日の判断基準

相手に問題があったとしても、

「相手が悪い。」

だけで考えることを終わらせない。

自分を責めるのではなく、

「それでも、
自分が動かせるものは何だろう。」

へ視点を戻す。

振り返りは、
自分を悪者にするためではない。

次に同じことが起きたときの、
自分の選択肢を増やすためにする。

💡 この判断基準を使う場面

・人間関係のトラブルが続いているとき
・「あの人が悪い」という気持ちから抜けられないとき
・同じようなことで何度も困っているとき
・相談や助けの求め方を考えたいとき
・次に自分ができることを整理したいとき

今日も、一つの判断を未来へ。🧭

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