🧭 判断基準 #034 相手を思うことと、相手の気持ちを決めることは違う。

ある職員が、
上司の体調を心配していました。

でも本人には、
なかなか言えずにいたそうです。

理由を聞くと、

「そんなことを言うのは差し出がましいかな。」

「心配されたくないかもしれない。」

そんなふうに考えていました。

私はそれを聞いて、

「絶対言ったほうがいいよ。」

と言いました。

心配しているのに、
なぜ言わないんだろう。

そう思って話を聞いていると、

相手のことを思っているというより、

「きっと相手はこう思う。」

と、
相手の気持ちまで先に決めてしまっているように感じたんです。

だから、

「そんなの勝手な思い込みだよ。」

とも伝えました。

もちろん、

思ったことは何でも本人に言えばいい、

という話ではありません。

相手との関係や、
言う内容によっては、

少し考えたほうがいいこともあります。

でも、

今回のように、

本当は心配している。

伝えたい気持ちもある。

それなのに、

「たぶん迷惑だろう。」

「きっと嫌がるだろう。」

と、

相手がどう受け取るかまで
こちらで決めてしまう。

それは、
少し違うんじゃないかなと思いました。

その後、

その職員は、
上司本人へ気持ちを伝えました。

すると後日、

その上司が、

「心配してくれた。」

と、
嬉しそうに私のところへ話しに来ました。

そのとき私は、

「ほら言った通りじゃん。」

と思いました。笑

でも、

私が相手の気持ちを
分かっていたということではありません。

結果として今回は、
相手が嬉しく受け取ってくれた。

それだけです。

大事なのは、

私の予想が当たったことではなく、

伝える前から、

「相手はきっとこう思う。」

と決めてしまわないことなのだと思いました。

相手を思って遠慮することはあります。

でも、

その遠慮の中に、

本当は相手の気持ちを
こちらで決めてしまっている部分がないか。

一度考えてみる。

それだけで、

伝えられることもあるのかもしれません。

🌱 この判断基準が生まれた背景

上司の体調を心配していた職員が、「差し出がましいかもしれない」「心配されたくないかもしれない」と考え、本人には言えずにいました。私は、それは相手の気持ちを先に決めてしまっているのではないかと思い、伝えたほうがいいと話しました。その後、実際に気持ちを伝えると、上司は嬉しそうに「心配してくれた」と話してくれました。

🧭 今日の判断基準

相手を思うことと、

相手の気持ちを
こちらで決めることは違う。

「きっと嫌がる。」

「きっと迷惑だろう。」

と考えたとき、

それは本当に相手のための遠慮なのか。

それとも、

まだ聞いてもいない相手の気持ちを
自分で決めてしまっているのか。

一度立ち止まって考える。

💡 この判断基準を使う場面

・気遣っているのに、本人へ伝えるのをためらっているとき

・「きっと相手はこう思う」と考えているとき

・遠慮することが、本当に相手のためなのか迷ったとき

・相手の反応を想像しすぎて、何も言えなくなっているとき

相手を思う気持ちは、
大切にしたい。

でも、

その気持ちの中に、
決めつけまで混ぜない。

相手がどう受け取るかは、

伝えたあとに、
相手自身が決めることなのだと思います。

今日も、一つの判断を未来へ。🧭

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